全知全能の神となれり?
完璧主義は悪いことではない。
しかし、得てしてそれは悪い方向に働きがちだ。
あんたが医者だって言うなら分かる。あんたのミスで人が死ぬかもしれないからな。
だが多くの人にとって、完璧主義はやり過ぎだ。
完璧主義はある事柄に対して、自分はそれを完全に把握し管理できるという、ある意味での驕りから来ているように思う。
そう、完璧主義は一種の傲慢なのだ。
だが、例外は必ず起こる。
自分が原因とならなくても、ありとあらゆる要因が例外を作り出す。
そして完璧主義者は、この例外を受け入れられない。その上、例外によって激しいストレスを受ける。
これが、完璧主義が悪い方に働くということだ。
これを乗り越えるためには、やはり完璧主義を捨てるのが一番のように思う。
つまり、すべてを手中に収めようなどとせず、物ごとに一種の諦めを持つ。
これが、毎日を少し楽に生きるコツではなかろうか。